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知的発達症は、知的能力が平均より有意に低く、社会生活への適応が難しいことが特徴です。
この特性は大人になる前から見られます。
児童期発症流暢症(吃音)は、知的機能とは関係なく、コミュニケーションの際に必要な機能に何らかの問題を抱えることで生活の困りごとの原因になっている状態です。
2~4歳で発症しやすいとされています。2)
発達性強調運動症は、標準よりも不器用だったり、運動技能の遂行が遅かったり不正確だったりするのが特徴です。
そのため、生活や学業で困りごとが出てきてしまいます。
● ボタンがうまくはめられない
チック症には、運動チックと音声チックがあり、それぞれ単純チックと複雑チックに分類されます。2)
これらの関係性は下の図をご覧ください。
運動チックと音声チックの両方が1年以上継続している場合、トゥレット症と呼ばれます。
【参考】
1) 尾崎紀夫・三村將(監修).水野雅文・村井俊哉・明智龍男(編集).標準精神医学 第9版.東京,医学書院,2024,pp.252-254, 265.
2) 厚生労働省. 吃音、チック症、読み書き障害、不器用の特性に気づく「チェックリスト」活用マニュアル, 平成30(2018)年度障害者総合福祉推進事業
監修(五十音順)
医療法人南風会万葉クリニック 子どものこころセンター絆 センター長 飯田 順三 先生
国立大学法人信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室 教授 本田 秀夫 先生
社会医療法人啓仁会堺咲花病院 副院長 村上 佳津美 先生