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私たちは人生の3分の1を眠って過ごします。 1)
こころとからだをしっかり休ませるには、質の高い睡眠をきちんととることが重要です。 1)

睡眠がもたらす作用は休養だけではありません。
こころとからだの機能、例えば記憶や気分の調節、免疫機能の維持・調節などに関連しているとされます。1)

  • 図表・イメージ:こころとからだの休養
  • 図表・イメージ:記憶を保つ
  • 図表・イメージ:気分の調節
  • 図表・イメージ:免疫機能の維持・調節

正常な睡眠がとれるということは、睡眠のメカニズムがうまく働いていることを意味します。
睡眠のメカニズムを理解するには、日々の生活を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。2)

起きる時間と寝る時間は人それぞれ、ほぼ決まっていることが多いと思います。
これは、からだにある「体内時計」の影響を受けていることを意味します。2)

加えて、夜ふかしなどで睡眠時間が短くなると、次の日は昼間から眠くなってしまい、夜の睡眠時間が長くなり、深い睡眠の時間も増えてしまいます。
反対に、昼寝の時間を取りすぎると今度は夜眠りにくくなります。
つまり、私たちのからだはその日に必要な休息量を確保しようと調節するのです。2)

図表・イメージ:就寝中/就業中

このように睡眠には、「体内時計」と「恒常性維持(その日に必要な休息量の確保)」という2つのメカニズムが働いています。2, 3)

しかし、さまざまな原因でこの睡眠のメカニズムが機能しなくなると不眠症につながることがあります。
よく知られている原因はストレス、からだやこころの病気、薬や刺激物、生活リズムの乱れ、環境などです。4)

図表・イメージ:睡眠のメカニズム
文献 4)を参考に作成
睡眠の質を高めるセルフケア