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1 医療機関で患者さんが症状を伝え、
医師・医療者が状況を把握します

図表・イメージ:①医療機関で患者さんが症状を伝え、医師・医療者が状況を把握します

医師または医療者が、患者さんの不眠症状を聞き取ります。
特に、患者さんの不眠のタイプを判断し、日中の困りごとを把握することで、治療の要否、必要な場合の適切な治療選択につなげます。
具体的な症状と、不眠による困りごとを伝えましょう。

2 生活習慣や睡眠環境を見直します(睡眠衛生指導)

図表・イメージ:②生活習慣や睡眠環境を見直します(睡眠衛生指導)

治療が必要な場合、まず医師の指導の下で生活習慣の改善や睡眠環境を見直し、不眠症状が改善されるか確認します。このことを、「睡眠衛生指導」と呼びます。

3 症状や状況に応じた、薬物療法を行います

図表・イメージ:③症状や状況に応じた、薬物療法を行います

不眠症のタイプはもちろん、患者さんによってはうつ病や不安症など、不眠症以外の病気をもっていることがあります。
そのようなことも含めて患者さんの症状・状況を評価し、適切な治療を行っていきます。
現在、さまざまなタイプの睡眠薬が登場しています。

4 治療による改善度に応じて、
非薬物療法を組み合わせることもあります

図表・イメージ:④治療による改善度に応じて、非薬物療法を組み合わせることもあります

効果の有無や患者さんの状況を考慮しつつ、認知行動療法などの非薬物療法を組み合わせることもあります。
治療が効いて症状が改善した場合は、治療をどの程度の期間続けるべきか患者さんと話し合い、治療ゴールを設定します。また、改善度に応じて薬の減量や中止を検討していきます。

5 症状がよくなってきたら
医師と相談のうえお薬を減らしていき、眠れるようになればお薬をやめて治療終了です

文献1)を参考に作成
  • 1)厚生労働科学研究班・日本睡眠学会ワーキンググループ作成: 「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」. 2013年10月改訂, pp.5-11.
医師に伝える項目チェックリスト