感染を疑う場合は?

相談・受診

感染拡大時に備えた対応1)

発熱外来(診療・検査医療機関)等にかかりづらくなる場合に備え、ワクチン接種や解熱鎮痛薬の早めの購入等、事前の準備が重要です。また、感染状況や、一人ひとりの重症化リスク等に応じた外来受診・療養をご検討ください。

 

*全額公費による接種は令和6年3月末で終了し、令和6年4月以降の接種は原則有料となります。

 
<参考>
 
 

重症化リスクの高い方(高齢者・基礎疾患を有する方・妊婦)、小学生以下の子どもとその保護者の方へ1)

重症化リスクが高いと言われている高齢者・基礎疾患を有する方・妊婦の方は、発熱などの体調不良時には、速やかに発熱外来を受診してください。

また、小学生以下の子どもは、かかりつけ医をはじめ地域の小児科医などにご相談ください。

検査

新型コロナウイルス感染症を診断するための検査には、PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査等があり、いずれも被検者の細胞内にウイルスが存在しているかどうかを調べるための検査です。新たな検査手法の開発により、検査の種類や症状に応じて、鼻咽頭からの検体だけでなく、唾液や鼻腔からの検体を使うことも可能になっています。

なお、抗体検査は、過去に新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるかを調べるものであるため、検査を受ける時点で感染しているかを調べる目的に使うことはできません。2)

PCR検査

治療

個々の患者の治療は、基礎疾患や患者の意思、地域の医療体制などを加味した上で個別に判断されます。

重症度に応じ、薬物療法注)や呼吸療法等が考慮されます。3)

注)薬物療法については、必ず医師の指示に従いましょう。

万が一、薬が残ってしまった場合でも絶対に他の人に譲らないようにしましょう。

なお、薬の正しい使い方については下記もご参照ください。

一般社団法人くすりの適正使用協議会:くすりは正しく使ってこそくすり(外部サイト)

また、治療薬の中には、妊婦にとって禁忌(使用してはならない)とされているお薬があります。

妊娠可能な世代の女性の患者さんは、下記をご参照ください。

ご自身やご家族が感染した場合の対応4)

外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。その際、以下の情報を参考にしてください。

(1)外出について

・特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を0日目※1として5日間は外出を控えることが推奨されます※2

・5日目に症状が続いている場合は、解熱し、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。症状が重い場合は、医師に相談してください。

  1. ※1
    無症状の場合は検体採取日を0日目とします。
  2. ※2
    こうした期間にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスク着用等を徹底してください。
 また、学校保健安全法施行規則においても、「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで」を新型コロナウイルス感染症による出席停止期間としています。

(2)周りの方への配慮について

10日間が経過するまでは、ウイルス排出の可能性があることから、不織布マスクを着用したり、高齢者等ハイリスク者と接触は控える等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。発症後10日を過ぎても咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、マスクの着用など咳エチケットを心がけましょう。

【出典】

1)厚生労働省|新型コロナウイルス・季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応|感染拡大時の発熱など体調不良時の対応について

2)厚生労働省|新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|5.新型コロナウイルス感染症に対する医療について|問2

3)厚生労働省|新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第10.1版.P24

4)厚生労働省|新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について|新型コロナウイルス感染症に感染した場合の考え方について

この記事をシェアする