肺は非常に目の細かいスポンジ状の組織で、吸い込まれた空気は、気管支の末端の直径数百ミクロン※の肺胞という小さな袋まで到達します。
肺胞のまわりには「間質」と呼ばれる壁があります。間質は非常に薄く、その中には毛細血管が網の目のようにはりめぐらされていて、その毛細血管を流れる血液に酸素が取り込まれます。酸素を取り込んだ血液はいったん心臓へ戻り、全身に供給されます。
肺について
肺の働き
指導:学校法人 東北医科薬科大学 名誉教授 海老名 雅仁 先生
※ご監修時の肩書で掲載させていただいております。
患者さんの肺の変化
肺胞に何らかの原因で“傷”ができます。繰り返し傷ができると、その構造が破壊され、修復のためにコラーゲンなどの線維物質が増加し、だんだん間質が厚くなり、やがて肺は線維化します。
肺が線維化すると、酸素が取り込みにくくなり、息苦しさを感じるようになります。
治療が遅れて病気が進行していくと、肺全体が固く膨らみにくくなり、ときには呼吸が維持できなくなる場合もあります。
肺が線維化すると、酸素が取り込みにくくなり、息苦しさを感じるようになります。
治療が遅れて病気が進行していくと、肺全体が固く膨らみにくくなり、ときには呼吸が維持できなくなる場合もあります。
指導:学校法人 東北医科薬科大学 名誉教授 海老名 雅仁 先生
※ご監修時の肩書で掲載させていただいております。
監修:日本医科大学 名誉教授/
公益財団法人結核予防会 代表理事 工藤 翔二 先生